ミニトマトブランドの確立を目指して

ミニトマトブランドの確立を目指して

ずらりと立ち並ぶハウス。
ビニールの被膜を通して鮮やかな赤色がまぶしく映る。
虫よけの為に厳重な対策を取られた入り口から中へ入ってみると、そこではまさにミニトマトが収穫されているところだった。

 

一つ一つが手摘みで採られていく。
それらはハウスの隣の出荷場でサイズごとに分類され、そのまま箱詰めされていく。
「ミニトマト 小鈴ちゃん」というブランドとして全国の取扱店へと出荷される。
収穫を担当していた女性の方から食べてみるようにすすめられ、採れたてをそのまま口へと入れる。
トマト特有の臭みは一切なく、その他の干拓野菜同様に甘味の強さと糖度の高さを感じさせるものだった。

 

アグリポート森山は、農事組合法人という形態をとる法人。
ミニトマトを中心に大豆の栽培を行っている。
次世代へと農業を継承していくために、四件の農家によって設立された。
発起人の一人である西山さんに話を聞く。

 

「トマト作りはこの干拓農地が初めてで、現在は一町三反ほど作っています。甘味が強いものができたこともあり、生産した初年度から市場での評価も良いものをいただいています。それでも、昨年は葉カビが多く、疫病も少し出たりしましたね」

 

それまでは諫早市内でイチゴを生産していた。
この干拓農地の魅力について、「やはりこの広さでしょうね」と即答。
アグリポート森山印のトマトは、その品質の高さから小売店を中心に生産量を高める要望が多い。
それを受けて、現在は規模の拡大も計画しているのだとか。

 

学校給食にも採用されているアグリポート森山のミニトマト。
幼少の頃からこんなにも美味しい野菜を日常的に食べて育てば、野菜嫌いの子供も少なくなることだろう。